2024.03.29

Bayside SHARE 三浦海岸 新城宏明さん

今回ご紹介するのは、三浦海岸のビーチに隣接するカフェ&コワーキングスペーススペース、Bayside SHARE 三浦海岸。代表の新城宏明さんにお話をお聞きしました。

2021年4月にオープン。ビーチの目の前です

―Bayside SHARE 三浦海岸はどんな場所ですか?

カフェとコワーキングスペースからなる施設で、ワークスペース、カフェスペース、オープンデッキの3つのエリアがあります。ワークスペースにはデスクのほかソファ席や個室、茶室などがあり、会員のほかドロップインでもご利用いただけます。カフェスペースとオープンデッキはどなたでもご利用可能で、ドリンクやランチ、夜はお酒も楽しんでいただけます。

ここでは都内のコワーキングスペースではできないことをやりたくて。ただ仕事をするだけじゃなく、ちょっと海で遊んでリフレッシュするとか、カフェで海を眺めながらひと息つくとか、併設のBarで一杯飲んでから帰るとか…。コロナの感染状況が落ち着いてきたので、最近はワークショップも開催しています。先日は、「書道×茶道」のワークショップをやりました。都内から参加してくださった方や外国人の方もいて、今後はワークショップや海でのアクティビティプログラムなどもやっていきたいと思っています。

一級建築士の資格をもつ新城さん
 
ワークスペースには集中ブースやソファ席などがあり、
気分や業務内容に応じて使い分けられます
カフェスペースはモダンな雰囲気。
新城さんによる設計・施工です
ワークスペースの一角には、茶室も。
落ち着く空間です

―三浦で開業した経緯をお聞かせください。

私の本業は建築士で、都内に事務所を構えていました。学生の頃から、クリエイターやデザイナーなどものづくりをする人が集うクリエイティブなコミュニティスペースを作りたいと思っていたのですが、コロナ禍をきっかけに本気で考えるようになって…。海の近くがいいなと思って探していたときにこの物件に出会い、ここだと思って決めました。

決め手は、目の前が海で、砂浜が広がっていること。そして、駅から徒歩約5分と近いこと。僕自身、環境のいいところで仕事をしたいという気持ちが強かったので、都心からワーケーションに来る方のニーズに応えるにはぴったりだと思いました。三浦は自然が豊かで、新しいことに挑戦している人が多い場所でもあり、ポテンシャルがあると感じたのも大きかったですね。店舗は自分で設計・施工し、2021年の4月にオープンしました。

目の前には広い砂浜が広がります

カフェスペースは、夜にはお酒が楽しめるBarに

ー客層としては、どのような方が利用されますか?

ワークスペースの利用者は、IT系の仕事をされている方が多い印象です。三浦半島でのウェディング撮影用のヘアメイクに利用していただいたケースもありました。現在は会員が10名くらい、ドロップインが1日2〜3名というところで、会員は三浦や横須賀在住の方が中心で、ドロップインの方は都内からも来てくださっています。カフェの方には、最近は地元の人も来てくださるようになりました。

ランチでは、「MANGOSTEEN」からのお取り寄せフードを提供。
グリーンカレー
ガパオライス
バターチキンカレー
台湾風鶏手羽煮込み

―ご自身の事業や三浦半島の観光について課題に感じていることは?

モビリティ、特に駅からのモビリティが、もうちょっと充実するといいなと思います。やはり借りた場所に返さなくてはならないと、どうしても行った先での滞在時間が短くなってしまうんですよね。電動キックボードなど乗り捨てが可能なモビリティが増えていますが、もっと乗り捨てのできる場所が増えれば、観光客の駅からの移動距離も長くなると思います。

―今後、どんなことに挑戦したいですか?

僕は、「三浦海岸クリエイティブ・リゾート」という構想を描いていて…。既存のイベントや企画のデザイン性を高めてオシャレな感じにして、クリエイティブなことに敏感な人たちを集めたいと考えています。安くておしゃれなゲストハウスを作るなど、ワーケーションを促進する仕組みも考えています。デザインという自分のスキルを活かして、いろんな人と協業したいですね。

「いろんな人と協業したい」と話す新城さん

―三浦newcalに一緒にやりたいことは?

三浦newcalに関係している人たちとコラボして、一緒になって三浦を盛り上げていきたいです。例えば、若い人と一緒に海の家を作るとか、飲食店とコラボして屋台村みたいな店舗を作るとか…。三浦海岸の「桜祭り」も、おしゃれな感じにしたら雰囲気が変わりそうですよね。

※このインタビューは2021年11月に行われたものです。

―Bayside SHAREが提供するアクティビティはこちら!

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